取り組むべき課題
政府は洋上風力発電の導入拡大を重要政策として位置付けており、今後は発電設備の運転・保守を担う専門人材の需要が高まることが見込まれています。このため、洋上風力発電の安定的な導入・運用を支える人材の育成が重要な課題となっています。 中でもブレードは、落雷などの自然現象による損傷を受けやすく、損傷診断や補修には専門的な知識・技能が求められます。一方、国内ではブレード補修教育の多くを海外に依存しており、継続的に人材を育成できる環境は十分に整っていません。安全かつ安定的な洋上風力発電の運用に向け、国際標準に沿ったブレード補修人材を国内で継続的に育成できる環境整備が課題となっています。
今回の事業の内容
国内の洋上風力発電設備の安定的な運用を支えるブレード補修人材の育成基盤構築に向け、以下の取り組みを実施します。
(1)ブレード補修トレーニング施設の整備
当社が千葉県印西市で運営するGWO-BST認証トレーニングセンターを拡張し、国際標準のブレード補修トレーニングに対応した実技設備を整備。損傷診断、研磨、積層、接着、成形などを学べる実習環境を構築。
(2)専門技術トレーニングの実施
ブレード補修トレーニングの海外講師を招聘し、社内および協力会社の技術者を対象にLevel1~2相当の座学・実技教育を実施。
(3)国内講師の育成
将来的な国内運営体制の構築に向け、ブレード補修トレーニング講師認定取得者を育成。また、今年度中に国内講師1名の認定取得を目指す。
(4)教材・ライセンスの整備
ブレード補修トレーニング提供会社とのライセンス契約を締結し、国内環境に適したLevel1~2の教材を整備。
代表者からの一言
当社はこれまで、風力発電設備のメンテナンスに携わる人材を、主に自社サイトでのOJTを通じて育成してきました。一方、洋上風力発電の導入拡大を見据えると、従来の育成方法だけでは、必要な人材を十分なスピードで確保することが難しくなります。
特に、風車の安定稼働を支えるブレード補修人材の育成は、業界全体で取り組むべき重要な課題です。本事業を通じて、国際標準を踏まえた専門教育を国内で受けられる環境を整え、自社や協力会社にとどまらず、将来的には社外の方々にも広く学びの機会を提供することで、即戦力となる人材の育成と洋上風力産業の発展に貢献してまいります。
株式会社ユーラステクニカルサービス 代表取締役社長
齊藤 智久
実施体制
代表補助事業者
株式会社ユーラステクニカルサービス https://www.eurus-technical-service.com/
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