北海道電力株式会社 洋上風力発電産業の進展を見据えた上ノ国高等学校における学校設定科目の検討事業
~地域産業を支える人材育成を目指して~

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取り組むべき課題

 北海道は国内有数の風力資源を有しており、松前沖・檜山沖が促進区域に指定されているなど、今後、継続的な洋上風力発電の導入拡大が期待され、これに伴う多数の地域産業の関与機会や人材需要が見込まれている。
 一方、檜山沖の関係自治体である上ノ国町をはじめとした北海道内の各自治体は、人口減少や産業の担い手不足といった地域課題が顕在化しており、来るべき産業を支える地域の基盤たる人材の確保に大きな課題を有する。また多くの北海道内の自治体では、洋上風力産業は海外技術や資材等を中心に「自分たちとの関わりが見えにくい領域」と捉える傾向があり、北海道内の洋上風力産業が地域産業として根付き、サプライチェーンの形成に繋がる蓋然性が低いのが現状。
 洋上風力を新たな地域産業として捉える環境を醸成するとともに、地域をはじめ国内全体にその効果を波及させ、長期的かつ安定的な洋上風力発電の普及につなげていく必要がある。

今回の事業の内容

 今後導入拡大が期待される洋上風力発電を地域産業の一つとして捉え、来るべき地域産業を支える人材育成を目的に、地域に人材を輩出する拠点である北海道立上ノ国高等学校における継続的かつ波及性の高いカリキュラムとして、新たに60時間(2単位)の学校設定科目を創設する。また、同カリキュラムのうち、汎用可能な部分は共通コンテンツとして整備し、北海道内の他地域での活用を図る。
 令和10年度からのカリキュラム実施を目指して、令和8~9年度はカリキュラムの作成を進める。うち、令和8年度はトライアル・ファースト(試行と評価を繰り返しながら進める手法)として、現場教員主導で既存教科(理科、地歴公民等)の授業にモジュール形式(既存教科に組み込み可能な授業パッケージ)の授業を組み込み、外部専門家の出前授業等と組み合わせながら実施し、学校設定科目のカリキュラム基本設計および副読本構成案を作成する。

代表者からの一言

 当社は北海道を基盤として事業を進めていますが、人口減少や産業の担い手不足は北海道全域の課題であり、日々の業務でもこれを実感しています。こうした中、洋上風力産業が胎動を始めた道南地域において、当社が洋上風力発電事業に携わるか否かに関わらず、地域産業を支える人材の育成に取り組むこととしたものです。
 道南地域の中でも特に上ノ国町は風の力を重要な地域資源と捉え、これを活かしたまちづくりを進めています。今回の取り組みはこうした地域の特性に目を向け、洋上風力に限らない様々な産業を多面的に捉えて、地域にとって必要な産業に自分事として対峙し発展させることが出来るような生徒を育むカリキュラムを創りたいと考えております。事業実施に当たっては関係する皆様のご協力を頂くこととなりますが、何よりも現場で向き合う教員の皆様、生徒の皆様のお考えを大切にしながら、着実に歩みを進めて参ります。

北海道電力株式会社再生可能エネルギー開発推進部渉外1グループリーダー
山嵜 徹

実施体制

代表補助事業者

北海道電力株式会社 https://www.hepco.co.jp/

参加補助事業者(2事業者)

  • 国立大学法人北海道教育大学
  • 未来教育株式会社
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「洋上風力発電人材育成事業費補助金」事務局

E-mail:r8-owp-hrdp@tk.pacific.co.jp

事務局担当:パシフィックコンサルタンツ株式会社

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